禁煙すると眠気が強くなる?
タバコをやめている禁煙中によくある症状として
眠気が強くなることがあります。
禁煙中のこういった症状を、
「禁煙による離脱症状(禁断症状)」と言われています。
この離脱症状の1つに、禁煙による不眠というものがあります。
そのため、禁煙中の眠気とは矛盾しているような気がします。
このような禁煙の離脱症状(禁断症状)は、眠気以外にも色々ありますが、
今回は禁煙する事によって襲われる眠気について述べていきたいと思います。
■禁煙すると眠気が強くなる原因は?
禁煙による離脱症状(禁断症状)の1つに、
日中に眠気が襲ってくる場合が多くなります。
これはニコチンによる影響だと思われます。
ニコチンには覚せい作用がありますが、
タバコをやめるとニコチンが切れて覚せい作用がなくなります。
いつも定期的な時間にタバコを吸っていると、
覚せい作用によって眠気が来ることがありませんが。
タバコをやめたとたん覚醒物質が切れる事になります。
いつもの覚醒物質の量に慣れている事で
いつもは脳がそれが通常であると判断しています。
そのため、ニコチンが切れて覚醒物質が減少すると
脳が覚醒物質が不足していると判断してしまい、
日中に強い眠気に襲われることが多くなります。
一方で禁煙による離脱症状に不眠があります。
本来ニコチンは脳を覚醒させる作用があり、
「タバコをやめると不眠がなくなるのでは?」
と普通は思うわけです。
しかし、突然禁煙する事によってニコチンを摂取する事がなくなりますので、
自律神経が乱れてしまいます。
さらにタバコを吸えないストレスによって夜なかなか眠れなかったり、
夜中に目を覚ましてしまうなど、不眠に陥ってしまう場合があります。
■まとめ
禁煙による離脱症状に不眠と眠気があります。
本来この症状は一見矛盾していると考えてしまいます。
しかし、ニコチンの作用によって夜眠れなく、
日中に眠気が来るなどの2重のリスクを負う事になるかもしれません。
そういった禁煙の離脱症状が辛いため、
禁煙に失敗してしまう場合も考えられます。