タバコの禁断症状(離脱症状)について
遂に禁煙しようと決心し、禁煙生活に入ると
どうしてもイライラしてしまうのが現状です。
そのため禁煙に失敗してしまう方も多く、
自分の意志の弱さに嫌になる人も少なくありません。
しかし、タバコがやめられないのは、
決して意志が弱いからではないと思われます。
それはニコチン依存症(禁断症状・離脱症状)によるもので、
一度ハマると止められなくなってしまうのは仕方がない所があります。
ニコチンの依存症の強さは、麻薬の依存症に匹敵すると言われていますので、タバコをきっぱりと止める事は並大抵の事ではないことが分かります。
禁煙に成功するかどうかはすんなりと止めれる人もいれば
なかなかやめられない人がいるので個人差があります。
そのため、一度タバコの禁断症状にはどんなものがあるのか
一度調べてみる事にしました。
■タバコの禁断症状(離脱症状)にはどんなものがある?
①イライラする
②不安感
③不眠(途中で目が覚める)
④日中の眠気
⑤食欲が増す
⑥集中できない
などの禁断症状が出てきます。
ニコチンの影響によって夜はなかなか寝付くことができず、
逆に日中は眠くなることが多くなるなど、
禁断症状は思ったよりも辛い場合が多いです。
また、タバコを吸わなくなることで、口の中が寂しくなり
何か食べ物を食べて気を紛らわすなど、食べ物を口にする事が多くなり、結果太ってしまう場合が多くなります。
また、それは禁煙によって味覚が良くなり、
食事がおいしくなることも影響しています。
禁断症状(離脱症状)はタバコをやめてから3日目あたりが
最もつらいと言われています。
そこを我慢すれば1週間ほどで徐々に辛くなくなり、
3週間~1か月もすれば禁断症状は治まる事ができます。
ですが、禁断症状がおさまっても
急にタバコを吸いたくなる時がやってきます。
なので、1本だけなら大丈夫だろうと油断をして
吸ってしまうケースが多いのも
禁煙から1か月後が一番多いと言われています。
よって禁煙1か月後にタバコを吸わない様に十分に注意する事が大切です。
妊婦さんでタバコをやめられない場合は?
妊婦さんでタバコをやめられない方は少なくないと言われています。
妊娠がきっかけでタバコをやめる女性も確かにいらっしゃいますが、
どうしても止められないとお悩みの女性も少なくありません。
妊婦さんでタバコをやめられない場合はどうすればいいのでしょうか?
■妊婦さんでタバコをやめられない場合の対処法とは?
妊娠中のタバコがどうしてもやめられない場合、
あるいくつかの対策が考えられます。
それは、
①禁煙外来で相談する
②禁煙グッズを試してみる
この2つの対策が考えられます。
禁煙外来では医師が禁煙をサポートしてくれたり相談に乗ってもらえ、
また、ニコチンパッチやニコレットなどの禁煙グッズを処方して
治療するのが通常の禁煙外来の治療法だと言われています。
ニコチンパッチ(湿布薬)やニコレット(ガム)は、ニコチンを体内に取り込んで
ニコチン切れの禁断症状を和らげながら禁煙を行う方法です。
タバコに含まれている物質は4000種類の化学物質で作られていて、
その中の200種類が発がん性物質を含めた有害物質であると言われています。
なので、ニコチン単体での体への影響はタバコを吸うのと比べると
遥かに害がないため、比較的安全に禁煙できる方法であると言えます。
しかし、単体とは言えニコチンを体に取り込むのは、
妊婦さんにとってあまりよろしくない方法であると言われています。
ですが、なかには妊婦さんでも使えるニコレットがあるので、
医師やかかりつけの産婦人科に相談してみると良いかもしれません。